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2013年6月29日 (土)

通勤電車のダイヤの乱れに見る日本の将来への不安

私は東府中から本郷に通っているが、4月のダイヤ改定以来、京王線のダイヤの乱れが止まらない。ダイヤ通りに走るのは、せいぜい週12回。56分の遅れは当たり前で、10分を越す遅れも週1回はある。人々は、多分文句を言いたいのだろうが、黙って満員電車に揺られて、毎日通勤している。京王電鉄の過去何回かのダイヤ改正で進められてきた副都心近隣駅冷遇、遠方駅優遇(特急優先)による通勤圏拡大の姿勢は前から気になっていたが、少なくともこれまでは、ダイヤの乱れはこれほどひどくなかった。それゆえ、今回のダイヤ改正に伴う遅延の頻発は突然の感がある。

習慣と言うのは恐ろしいもので、最初の一月位は、腹が立って仕方が無かったが、3ヶ月もその状態が続くと諦めの気持ちが勝るようになり、たまに時間通り新宿に着くと、何となく嬉しい気持ちになっている自分に驚く。恐らく、京王線を使って通勤している何万人もの人々が、時間が正確でない事に慣らされつつあるのだろう。

日本人は、その勤勉、実直な性質、繊細、精密な技能、仕事に責任を持ち、手を抜かない職人気質で戦後の日本の発展を支えて来た。エネルギー資源に乏しい日本が世界の中で生き抜いてゆくには、こうした日本人の特質を生かし、育ててゆく事が今後益々必要になるだろう。しかしながら、バブル崩壊以降の日本を見ていると、むしろ逆の方向に向かいつつあるとしか思えない。上に述べた通勤電車のダイヤの乱れなどは些細なことかもしれないが、日本人がその特質である繊細さ、ち密さを失っていく過程を助長している気がしてならない。そして、こうした些細な事の積み重ねが、日本をダメにして行くのではないだろうか。

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