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2011年5月10日 (火)

「岳」は残念な出来だった。GWは映画ファンには断食Wだね。

震災のあとで、GWに遠くへ旅行に行く気にもなれず、ずっと自宅で仕事をしていた。せめて、映画を見ようと、近くのシネコンのHPを見たが、小中学生の漫画映画、中高生向けのコミックを映画化した作品、4月に既に見てしまった作品ばかりで、見てみたいと思う映画がない。それでも行かずにはいられない禁断症状で、GW前半に妻と息子と三人で「ガリバー」を見に行った。10年前なら息子と親子三人で楽しめたが、50過ぎの夫婦と20を超えた息子とでは、せいぜい暇つぶしが良いところ。まあ、暇つぶし程度にはなったが、デズニ―映画としては平均点と言ったところか。これ以上論評する気にもならない。

連休後半に、やっと「岳」が封切りとなった。映画に飢えた状態での映画鑑賞であったが、残念ながらこれがいまいち。欲求不満のまま、GWを終えた。「岳」について、少し論評しよう。憂さ晴らしの意味もある。北アルプスの映像は、雪山の美しさ、雄大さ、荘厳さを感じさせ、なかなか良かったし、主演の小栗旬も良い演技をしていた。もう一人の主役の長澤まさみは、まあまあ、そこそこといったところだが、脚本が頂けない。北アルプスに棲み、山の主の様な存在の三歩(小栗 旬)とその生き方に徐々に影響を受けてゆく新人の山岳救助隊員久美(長澤まさみ)の話だが、雪崩や滑落、天候の急変による遭難など、次から次に助子が起こるが、それがキチンの描けておらず、嘘っぽく、安っぽい。多分、キチンと現場取材をしておらず、頭の中だけで想像して脚本を書いたのではないだろうか?本当らしく描いて臨場感を与えようとするこだわりが感じられない。この頃、邦画もかなりレベルが上がってきたと思っていたが、久々の駄作と言わざるをえないだろう。アーあ、良い映画を観てすっきりしたい。

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