« Wang XF et al. (2007) GRL | トップページ | Zhao and Zhou (2009) Acta Meteor Sinica, 23, 18-28 東アジア夏季モンスーンの有力な指標 »

2011年1月17日 (月)

ソーシャルネットワークを観て思う

昨日、ソーシャルネットワークを見た。今、世界で5億人が加入し、日本にも本格的進出を計画していると言う「フェースブック」というソーシャルネットワークシステムがどの様にして作られ、今日に至ったかに関する話である。話は2002年のハーバード大学から始まる。主人公マークは、学部1年生。寮に暮らすコンピュータオタクがガールフレンドに振られた腹いせに、女子寮のコンピュータをハックして女子学生の写真を集め、勝手に人気投票サイトを立ち上げる所から始まる。そして、フェースブックを一緒に立ち上げた友人と仲違いをして訴訟を起こされ、示談の話し合いをしている場面で終わる。金銭的にはサクセスストーリーだが、その様には描かれていない。

IT業界で成り上がり成功してゆく者の孤独と敗者の惨めさ、彼らとそれを取り巻く者達の危うさを描いている様に思えるが、それだけでは無い気がする。IT業界のモラル的危うさ、しかし、それでも新しい流れは、柔軟な思考を持ち、モラルも含めて常識には捉われない若者達から生まれ、一度その流れが始まったら誰もそれを止める事は出来ない事、を語ろうとしているように思えてならない。フェースブックに限らず、情報システムの進化は目まぐるしく、システムやそれを広めるやり方に多少の問題があっても先にやったもの勝ちとなっている気がする。細かな問題にぐたぐた言っていると流れから取り残されてしまうという現実があるために、取り残されてはならないという強迫観念に駆り立てられて流れに乗り続けることが目的化してしまっているのではないだろうか?そのために社会全体が本来あるべき情報社会の姿を見失って迷走している事を感じさせられた映画だった。

« Wang XF et al. (2007) GRL | トップページ | Zhao and Zhou (2009) Acta Meteor Sinica, 23, 18-28 東アジア夏季モンスーンの有力な指標 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/564454/50614574

この記事へのトラックバック一覧です: ソーシャルネットワークを観て思う:

« Wang XF et al. (2007) GRL | トップページ | Zhao and Zhou (2009) Acta Meteor Sinica, 23, 18-28 東アジア夏季モンスーンの有力な指標 »